当法人の介護職員が、非常勤講師ということもあり、2年生の最終実習先で、取り組んだ介護過程の発表会に参加してきました。

　昨今、専門学校の定員に対して入学者は減り続けていましたが、外国人の在留資格の見直しなどあり、外国人留学生の入学が昨年から増加。2年生の8割が外国人といった状況です。

　実際、教室で授業をしていた頃の生徒からは、本当にパワーポイントを使い、60人ほど参加者がいる会場で、介護過程の取り組み発表ができるのか不安でしたが、うれしいことに裏切られました。

　発表後に質問があがれば、「ご質問、ありがとうございます」と落ち着いて対応し、一つの取り組みを深く掘り下げて、調べただろう詳しい資料や、日本の文化や高齢者を理解しようとする姿勢に、感動を覚える内容でした。

　

　将来、介護職員の担い手が足りないことで、留学生の枠組みが緩和されています。一部には、人数が確保されても、本当に現場で活躍してもらえるのか？と外国人介護職員に疑問を持っている人もいるかと思いますが、語学・専門知識、文化の違う国で、2年間での成長を見た限り、いずれ介護の質も高くなるのでは？と期待が持てる発表会でした。